GP-4は、フィルムや塗装面などの光散乱特性を角度分解して測定する装置です。 発光体の配光も測定可能です。

受光器はθs,φsの2軸で回転して反射側半球と透過側半球の光強度分布を自動測定します。 入射角θiも自動で変更されます。

また、標準反射板を用いて ISO19986:2020 に準じた校正を行い、ARS (Angle Resolved Scattering)、BSDF(双方向散乱分布関数、Bidirectional Scattering Distribution Function)、 透過率、反射率を測定することができます。

出力ファイルフォーマットは Ansys Zemax OpticStudio® に対応します。 遮光ケースに覆われており暗室が不要な、小型の測定装置です

製品仕様

特徴

  • 透過、反射の特性を3次元で測定
  • 試料は水平置き
  • 通常の散乱特性以外に、BRDF・BTDF、反射率・透過率の測定が可能。標準白色板で校正
  • LED 等の発光体の配光特性の測定が可能
  • シミュレーションソフトウェアに対応したデータ出力が可能
  • 分光特性も変角測定可能
  • オプションで偏光測定にも対応可能
  • 大型ゴニオフォトメータGP-4L型は、近赤外 (λ<980nm) の測定に対応 (キセノン光源を使用)

 

ゴニオフォトメータの応用測定例

  • フィルム、ガラス基板等の透過、反射特性の角度変化の測定
  • 発光体の配光特性の測定
  • ⾦型の研磨⾯の評価
  • LD励起蛍光体の配光特性の評価
  • 反射防⽌材の散乱特性の測定、迷光解析
  • 導光板の評価
  • 機能性フィルムの偏光特性の評価
  • 航空宇宙機の外装材の散乱特性評価
  • 建築内装材料の散乱測定、照度分布シミュレーション
  • 化粧品の評価
  • VCSEL・メタサーフェスの配光・散乱測定
  • ナノ粒子分散・配向系の評価
  • 透明プロジェクションフィルムの評価

和歌山県工業技術センターの森智博主任研究員らによる透明プロジェクションフィルムに関する研究に GP-4をご活用いただき、研究成果がアメリカ化学会の ACS Applied Optical Materials に掲載されました。

論文タイトル:
Transparent Projection Film Based on Light Scattering by Polyacrylate Nanoparticles Formed in Poly(vinyl alcohol)
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsaom.5c00170

和歌山県工業技術センター様 ニュースリリース
https://www.wakayama-kg.jp/news/2025/07/post-293.html

GP-4 標準構成

測定項目   透過・反射の角度分解光散乱測定、発光体の配光測定
 測定波長範囲  400 - 750nm(標準仕様)
 光源  白色LED光源+バンドパスフィルター
 受光器  フォトマル (R928またはR13456)
 受光アンプ  ロックインアンプ
 自動制御軸数  4軸
 受光器水平回転:± 180°
 受光器垂直回転:± 100°
 投光器垂直回転:± 180°
 試料台水平回転:± 90°
 最小測定角度間隔  0.01°
 ビーム広がり  ±0.57° / ±0.29° (工場出荷時選択)
 ダイナミックレンジ  109 ~ 1010
 ノイズ等価ARS  最小10-6sr-1(入射角と波長に依存)
 ソフトウェア  標準ゴニオソフトウェア
 制御用PC  スリムタワー型デスクトップPC (OS: Windows 11 Pro)
 周囲温度/湿度  10~35℃/20~80%(結露なし)
 安全装置  ドアインターロック、非常停止スイッチ
 外形寸法  700mm(W) × 700mm(D) × 1185mm(H)
 重量  180kg
 消費電力  本体:AC100V、50/60Hz、200W
GP-4 オプション
  • 近赤外測定対応(400–850 nm)
  • 偏光子取付機構
GP-4 システム構成

本体制御部に4軸モーターのドライバーと光強度信号のアンプを内蔵。
測定の操作はWindows PC上のソフトウェアから簡単に⾏うことが出来ます。

測定イメージ

システム構成

計測画面

散乱測定例 1

白色フィルムの反射特性です。入射角45°、試料の法線を0°として、 散乱角±90°を測定。
広いダイナミックレンジで、鏡面反射と拡散反射の両方を捉えます。

線形表示
対数表示
散乱測定例 2

拡散板の透過特性です。入射角0°~75°、散乱天頂角0°~90°、 散乱方位角0°~360°で半球を測定。
シミュレーション用のデータは反射特性と合成できます。

* GP-4のARS(角度分解光散乱)測定データの等高線表示機能では、Googleが提案したTurboカラーマップを採用しました。 従来のカラーマップより高コントラストかつ滑らかな色変化により、散乱強度の微妙な変化を直感的に捉えられます。


参考:Google Research Blog - "Turbo. An Improved Rainbow Colormap for Visualization"
https://research.google/blog/turbo-an-improved-rainbow-colormap-for-visualization/

散乱測定例 3

半球反射率約0.6%の植毛紙の反射特性です。
入射角0°~70°、散乱天頂角0°~90°、散乱方位角0°~360°で半球を測定します。

散乱測定例 4

黒色サンプルの反射特性です。入射角45°で測定。艶消黒アルマイト2種類、反射防止材1種類、植毛紙2種類を比較したグラフです。
半球反射率1桁%台の低反射率材料の特性を比較できます。

散乱測定例 5

ミラーの反射特性と、透明フィルムの散乱特性です。入射角10°および0°で測定。
散乱角θₛが大きく光強度が小さい領域で、散乱分布の形状を比較可能です。

配光測定例

LEDの配光特性です。受光天頂角2°間隔、受光方位角5°間隔で半球を測定します。

  川越工場でデモ機をご覧いただけます。

サンプルをお送りいただく形でのデモ測定も承ります。

フォームよりお問い合わせください。

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